テクニカルレポート

2019/09/20 / テクニカルレポート

OPIE'19

〜OPTICS&PHOTONICS International Exhibition〜

 実装技術編集部 氏

 

 光とレーザの最新技術、製品、情報を一堂に集めた展示会「OPIE'19」が、4月24日(水)~26日(金)の3日間、パシフィコ横浜において開催された。

 「OPIE'19」は「レーザーEXPO」(主催:(一社)レーザー学会)、「レンズ設計・製造展」(主催:NPO法人 日本フォトニクス協議会)、「赤外・紫外応用技術展」(主催:NPO法人 日本フォトニクス協議会)、「産業用カメラ&アドバンスド イメージングEXPO」(主催:NPO法人 日本フォトニクス協議会/OPTRONICSメディア)、「宇宙・天文光学EXPO」(主催:NPO法人 日本フォトニクス協議会)、「ポジショニングEXPO」(主催:OPTRONICSメディア)の6展示会で構成され、出展社/団体の総数は6展で405社/団体、3日間の来場者は16,709 名に上った。

 

 なお、OPIEと同期間に、同展示会との併催で、光に関する国際会議「OPIC2019」(光・フォトニクス国際会議2019)も行われ、世界の研究/開発技術者が一堂に介した(統括主催は(一社)OPI 協議会)。

 同会議は、光/フォトニクスの学術および産業に関する国内外の研究/開発を集結し、光/フォトニクス学術、および産業の最先端を定点観測すると共に、これによりもたらされる未来社会への指針を世界に向けて発信することを目的として毎年開催されている。

 今回からは光無線給電に関する専門国際会議も新たに加わり、今まで以上に広い分野における研究発表と分野間交流が行われた。

 

 

 タカノ(株)では、デジタルホログラフィ検査機『DHI-2000』を紹介していた。

 同製品は、デジタルホログラフィ技術と同社のコア技術を融合し、透明サンプルの内部、表、裏をワンショットで検査可能。透明フィルム/シート検査、ガラス/レンズ/光学フィルタ検査、液体/気体中の異物検査などの用途に適する製品で、高速インライン検査が可能(5m/分)。シンプルな構成である点も特徴になっている(光学レンズ不要)。検査仕様は、検出項目(内部欠陥):脈理、気泡、クラック、検出項目(外部欠陥):きず、汚れ、コート不良、検出欠陥サイズ:□ 10μm以上、となっている。

 

タカノ(株)のブース

 

 

 CBC(株)のブースでは、iCAMSYS逆投影MTF検査装置を紹介していた。

 本来は非常に高価であるMTF検査器であるが、同社のiCAMSYS MTF検査装置は、短時間計測が可能で、定量的検査/モニタでの表示が可能。卓上サイズ、コンパクト、省スペースという特徴を有している。

 iCAMSYS逆投影MTF検査装置『M17ーE』シリーズは、低コストを実現し、しかも高速で、高い汎用性を有している製品。

 中心と任意の周辺ポジションを最大17台のカメラで高速MTF評価。

 レチクル交換が不要で、かつ、画角調整が可能であるため、車載レンズや監視用CCTVレンズ、モバイルなど用途を選ばず、簡単なセッティング変更で様々なレンズに対応可能になり、幅広い製品の定量評価が可能である。

 

iCAMSYS逆投影MTF検査装置に関する展示

 

 

 静岡大学発のベンチャー企業であるSAW&SPRTech(有)のブースでは、小型、簡単、低コスト、高精度で現場に最適な液滴振動式の「ポータブル撥水性テスタ」を紹介していた。

 同製品は原理、構造がシンプルで、カメラ画像は使わず、被測定物上の液滴の自由振動数から接触角がわかる、というもの。

 従来方式では、カメラ画像によって接触角(θ)を測定していたが、この製品では液滴の固有振動によって接触角を測定する。

 特徴としては、コンパクトで持ち運び自在で、操作も簡単なうえ、測定は瞬時。

 人為的誤差がなく、また再現性に優れており、標準偏差値は小さい。なお、接触角は液滴の一断面でなく接触面全体が対象である。

 用途としては、太陽電池パネル、ディスプレイ、フィルム、回路基板、電子部品や、自動車、航空機、電車などの撥水性製品の評価などに適している。

 同ブースでは、液滴接触面積測定方式の「ポータブル親水性テスタ」も紹介していた。

 このテスタは、測定物上の液滴の平面像を撮影、接触面積測定から接触角の測定。体積一定の液滴の接触状態を上方から撮影、接触面積から接触角を求めるという新しい測定法を採用している。

 

「ポータブル撥水性テスタ」と「ポータブル親水性テスタ」に関する展示

 

 

 エドモンド・オプティクス・ジャパン(株)では、 「モノリシック構造 反射型ビームエキスパンダ(MarkⅠ)」を紹介していた。

 タイヤモンドターニング加工された同製品は、広帯域もしくは二波長のビーム拡大、そして広範な光源への使用に最適。

 アクロマティックなオール反射デザインを採用しているため、波長チューナブル、UV、および超短パルスレーザとの使用を可能にし、最小波面精度を実現する。

 反射面、タップ穴、貫通穴など、様々な機能を統合したデザインなので、どのレーザアプリケーションにおいても、容易にアライメントや固定、実装が可能。

 モノリシック構造なので、安定性や性能が高く、温度変化による影響も受けない。

 また、同社のブースでは、「MercuryTL 液体レンズ実装テレセントリックレンズ」も紹介していた。

 同製品は、テレセントリックレンズの対応力に液体レンズの柔軟性を融合したもので、液体レンズを実装することにより、すばやいオートフォーカスを実現。

 テレセントリックレンズの画像性能に液体レンズの柔軟性を付加し、作動距離範囲内でテレセントリシティを維持する。

 

モノリシック構造 反射型ビームエキスパンダ(MarkⅠ)

 

MercuryTL 液体レンズ実装テレセントリックレンズに関する展示

 

 

 山下マテリアル(株)では、同社製の熱伝導プラスチックの放熱効果を、デモを交えて紹介していた。

 通常プラスチック筐体を使用している場合は筐体を放熱先として選択しないが、熱伝導プラスチックの場合は、金属同様に放熱先として選択することが可能になる。

 特徴としては、アルミに比べ、30~50%軽量。

 アルミの比重が2.7であるのに対して、その比重は1.5~2.0になる。

 工法はプラスチックと同じ射出成形で、絶縁グレードを選択すれば、絶縁+放熱が可能である。

 いろいろな種類のプラスチックがベースになっており、その熱伝導率も様々である。

 

熱伝導プラスチックの放熱効果のデモンストレーション


 

 同展示会の次回開催は、2020年4月22日(水)~24日(金)の3日間、パシフィコ横浜にて予定されている。

 

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