ブックタイトルメカトロニクス9月号2018年

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概要

メカトロニクス9月号2018年

48 MECHATRONICS 2018.9 国内外の画像処理/センシング技術が一堂に会する展示会『画像センシング展 2018』が、6月13日(水)~15日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催された。 同展示会は今年で33回目を迎え、世界に誇る日本の精密加工技術を支える測定をテーマにした『精密測定展2018』、『第24回画像センシングシンポジウム(SSII)』とともに同時開催され、3日間の来場者数は16,418名を集めた。■非破壊撮影による対象物の分光分析 (株)アバールデータは、非破壊撮影による対象物の分光分析を可能にするハイパースペクトルカメラ『AHSU20MIR』の展示を行っていた。 ハイパースペクトルカメラは、XY座標の2次元空間データと波長軸のデータ(スペクトル情報)を同時に取得できるカメラで、同製品は192画素のラインにて、1300~2150nmの波長を9.6nm間隔で分光し、96バンドのスペクトル情報として取得している。成分分析、異物混入等の検査/青果糖度/タンパク質/水分/フィルムパッケージ検査/コンクリート壁面検査、気象/鉱物の観察/バイオイメージング(蛍光)等の観察/物質が最も吸収・発散する近赤領域の波長帯の調査、などに適している。 自動車業界の第一線で活躍する技術者/研究者のための自動車技術専門展『人とくるまのテクノロジー展2018』が、5 月23日(水)~25日(金)の3日間、パシフィコ横浜において開催された。 今回も、ワークショップや特別セッション、体験イベントといった試乗会等の特別企画の充実などにより、3日間の総来場者数は93,458 名を集めた。■ハードな現場にもスマートに対応 オリンパス(株)は、ハードな現場にもスマートに対応する小型で軽量の工業用ビデオスコープ『IPLEX G Lite』の展示を行っていた。 同製品は、様々な現場へ気軽に持ち運びできる小型サイズで、使いやすさを追求した設計により、長時間にわたる検査でも快適な操作が可能。IP65 の防塵、防滴耐性に加えて、1.2m 落下、振動、耐電磁環境その他米国国防軍用規格(MILSTD)にも適応。また、従来比2 倍に明るさをアップし、ブレの少ない滑らかな動画や、UV/IRの特殊光観察も可能など、明るく見やすい高画質を実現。さらに、効率的な作業を実現する様々な機能を装備している。■生産ラインや製造機械の トラブル対策に (株)イマジオムは、生産ラインや製造機械のトラブル対策に適した統合カメラシステム『TargetWatcher』の展示を行っていた。 同製品は、過去の映像を5分以上保持する遡及記録機能を装備し、トラブルそのものだけでなく、その原因や兆候まで記録できる。10台以上のカメラが接続できるため、死角のない撮影が可能で、予期できなかった事象も見逃さない。高速カメラにも対応が可能。■優れた耐久性と堅牢さを実現 シチズンファインデバイス(株)は、優れた耐久性と堅牢さを実現する接触式変位センサ『SAシリーズ』の展示を行っていた。 同製品は、光学式アブソリュートリニアエ■制振材料の開発に貢献 リオン(株)は、制振鋼板/制振合金/プラスチック/ゴム/アスファルトなど、制振材料の開発に貢献する『損失係数測定システム』の展示を行っていた。 制振材料は、自動車/家電製品/OA機器など多くの分野で使用され、騒音/振動の低減に効果を上げている。同システムは、同社社製多チャンネル分析処理器『SA-02』を使用し、メニューの簡単操作で片持梁法または中央加振法により、周波数応答関数を測定する。その共振特性から半値幅法により、制振材料の損失係数η、ヤング率E(またはせん断弾性係数G)を求める。測定結果は、ナイキスト線図と周波数応答関数の二重モニタ機能で分析の妥当性を確認できる。また、恒温槽の自動制御により、試験片の各温度の測定が自動で行える。■高密度/高精度で 優れた耐久信頼性を実現 大同メタル工業(株)は、高密度/高精度で優れた耐久信頼性を実現する電極シート『デルエコー』の展示を行っていた。 同製品は、同社が自動車/船舶/一般産業機器用軸受けの量産製造技術で培った成形/圧延/接着技術なンコーダ方式を新たに採用し、電源を入れた瞬間に絶対位置を読み取るため、電源を切っても位置を忘れない。そのため、電源投入時の原点合わせが不要となり、毎回のセットアップ時間が短縮できる。また、測定部(ガラススケール)上下にメタル軸受けを設け、軸受けを頑強なダイカストボディ部に配置することで、優れた耐久性能を実現する。■カメラ本体のフランジバックを測定 ハヤシレピック(株)は、カメラ本体のフランジバックを測定するカメラ用フランジバック測定機の展示を行っていた。 同製品は、2次元センサを採用した光学系でマウント面からセンサ面までの距離を測定するため、センサ面にピントが合っていることを確認できる。1/3インチ以上のセンササイズが対象で、フランジバックはCマウント以上を想定している。カメラ本体の受け入れ検査や、フランジバック調整作業に適している。 同展示会の次回開催は、2019年6月12日(水)~14日(金)の3日間、パシフィコ横浜にて予定されている。どをベースとした製法により、同社コーティング方式と比べて8~20%高密度な電極が得られる。高精度で自由な厚さ寸法の設定が可能で、用途ごとに最適な容量の電極が製作できる。また、材料組成比の自由度が高く、活物質の含有率を高めることが可能。さらに、不純物混入に対する徹底した工程管理により、優れた耐久性を実現。■高精度と低コストを実現 フィルメトリクス(株)は、高精度と低コストを実現する3 次元表面形状測定システム『Profi lm3D』の展示を行っていた。 同製品は、垂直走査白色干渉法と位相シフト干渉法を組み合わせることにより、ナノレベルの精度で粗さ/段差などの表面形状を非接触で測定する。高精度の白色干渉方式の測定システムでありながら、低コストを実現。また、高性能な装置でありながらコンパクト設計で、測定はマウスをクリックするだけの簡単操作を実現。2018年6月13日(水)~15日(金)パシフィコ横浜アドコム・メディア(株)2018年5月23日(水)~25日(金)パシフィコ横浜(公社)自動車技術会■ 会 期■ 会 場■ 主 催■ 会 期■ 会 場■ 主 催画像センシング展 2018人とくるまのテクノロジー展 2018工業用ビデオスコープ『IPLEX G Lite』3次元表面形状測定システム『Profi lm3D』ハイパースペクトルカメラ『AHS-U20MIR』接触式変位センサ『SAシリーズ』カメラ用フランジバック測定機統合カメラシステム『TargetWatcher』『損失係数測定システム』電極シート『デルエコー』